無性に食べたくたる中華

ももさんは、食べることに関しては、
とにかく頑固な一面がある。
小腹がすいたから何かをつまむということが
ほとんどない。
それから、もちろん、おいしくないものは
二度と食べないし、
今、ピザが食べたいと思ったら、
お寿司でもお肉でもだめで、
絶対にピザじゃないとだめなのであった。
それは後悔したくないから、

その一方で、ちょっと気まぐれ的な一面もある。
ある店の味が気に入ると、
とにかく連続して通って、
お店の人とも顔見知りになって、
でも、なぜか、あるとき、
ぴたりと通うのをやめてしまったり、
また、とにかくタコスにはまると、
毎日のようにタコスを食べて、
お店の開拓にも熱心だったのに、
いつの間にか、まったく食べなくなってしまったり、、、

ももさんの
頑固さと気まぐれは紙一重というか、
表裏一体というか、
そんな感じなのであった、

ただ、ももさんにとって、
そんなに頻繁に通うわけではないが、
たまに食べたくなる
そんなお店や料理もある、

地下鉄の高岳駅から10分くらい歩いたところ
東片端の交差点の近くにある
「口福菜 亀吉」は
ももさんにとって、そんな
ときどき無性に食べたくなる中華のお店だった。

ここの北京ダックは絶品だし
刻んだピータンが入っている香港式冷奴もいい、
鮮魚の中華刺身の味付けも最高だし、
巨大なエビマヨもここでしか味わえない、
また、タンタンメンもすごくおいしい
この日は、最後に
汁なしのタンタンメンにした。
とにかく、この店は、
すべての料理がおいしい、

あ、そうだ、
麻婆豆腐も忘れちゃいけない、
ももさんは、
コクのある紹興酒を飲みながら、
やっぱり中華が食べたくなったら
この店が
わたしにとっての第一候補
と、ひとりうなずいた。



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