宝くじ、300円が当たる

家の廊下の壁と天井に漆喰を塗ってもらった小出寛之氏の陶芸展が、、
名古屋の鶴舞で開催されていたので、のぞいてみた、、
小出氏はペンキ職人でもあり、陶芸家でもあるのである、、
最初に知り合ったのは小出氏がまだ20代のころだったはずである、、
お互い年をとってしまったけれども、頑張っている姿を見るのは気持ちのいいものである、、
写真を撮るのを忘れてしまったのが心残りである、

そのあと、日進市で岩崎里香さんの個展を見に行った、、
日進市といってもあまりイメージがわかなかったけれども、実際に行ってみると、
すごく住みやすそうな場所である、、
やっぱり実際に行ってみないとわからないものである、、
岩崎さんの今回の個展は、記憶に残る生まれ育った場所がモチーフになっている、、
岩崎さんの頭の中にあるイメージを再現したような感じである、、
ちょっとノスタルジックな雰囲気である、、
結構、次々と人がやってきたので、なんかそうそうにギャラリーを後にした、、

そのあと適当な道から帰ってきたのだけれども、ああ、この道につながるんだという発見があった、、
ここがこうなって、あそこに出て、こうなるのか、
こういう発見はなかなか楽しいのである、、

前日、筒井さんが佐久島でとってきたアサリと牡蠣の酒蒸し(写真)で、
ぼくの自宅の桜を愛でる会をやったのだけれども、
嵐のような天候で、ほとんど桜を気にかけることなく、
食って、飲んで、適当な無駄話をして終わった、、、
久しぶりの無駄話は、やっぱり楽しいのである、、
アサリと牡蠣、ほんとに美味しくてびっくりした、、

こういう楽しいことは一瞬で終わってしまうものである、、
また、いつもの何気ない日常に流されていく日々が続くことになる、
先日、取材の帰りに京都へ寄ったとき、
一緒に行った編集者が宝くじを買うというので、ついでにぼくも買ったのだけれども、
10枚買って、当たったのは300円、、
もし高額が当たったらどうしよう、という心配は杞憂に終わったのである、、

高額が当たったら、あれもしよう、これもしよう、
暮らしが楽になるなあ、と、いろいろ想像したけれども、
でも、もし、本当に当たったら、たぶんいろんなことが狂っていくような気がしないでもない、、
ぼくの日常だけでなく、多くの人たちの日常は、、
微妙なバランスの上に成り立っていると思うからである、、
そのバランスが崩れるのは、ゆっくりではなく、一気に大きな力が働いたときである、
日常生活のバランスが崩れると、たぶん精神が崩壊する、、
まあ、これはぼくの仮説だけれども、

結局300円しか当たらなかったわけだから、、
ぼくの精神は保たれたのである、、

桜は散り際が潔い、
満開になったかという思うと、、振り向くと花びらが散っている、、
ぼくには、それが「では、、さらばじゃ、、」といっている爺さんのように見えるのである、、
その爺さん、顔は笑っているな、きっと、、

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