だめだってー

ちょっと前、自宅近くのドン・キホーテのペットショップに
ふらっと入ったところ、
マルチーズとプードルのミックスであるマルプーの男の赤ちゃんがいたので
かわいいなあとガラスを覗くと
尻尾をちぎれんばかりにふって近づいてきて
ぼくの目を見つめて、ガラスにくっつくようにはしゃぐから
いや、だめだって、
だめだって、お前とは一緒に住めないよ、
それでも、無邪気にはしゃぐマルプーの男の子。
だから、だめだってと、
ぼくは地団太をふんだ。
かわいすぎて胸が苦しくなってきたから、
ぼくは、だめだってー、と心で叫びながらその場を離れた。

昨日、サイクリングの途中、ふらっと呼続の長楽寺へ。
長楽寺はペット供養で有名なお寺らしいんだけど、
そこで、偶然友人夫妻とばったり出会って驚いたのはまあ置いといて、
お寺の敷地内で、ちょうど犬猫の譲渡会をやっていて、
ちょっと覗いてみると、
マルチーズの女の子がいたんだな、
3歳くらいだったかな、
あまり元気がなさそうで、
おとなしく、ぼくを見上げる目が、ちょっと寂しそうだった。
ごめんな、君とは一緒に暮らせないんだ、
ぼくは心の中でそうつぶやくと、
マルチーズの女の子も
うん、わかってる、
と、言ったような気がした。

なんか、ぼくは、自分が
いろんな女性から言い寄られている気分になりながら、
再び、自転車へ向かったのだが、
そういえば、さっき出会った友人は、
そこの譲渡会で、かわいい子がいたらもらってかえろうかなあ、
なあんて、ぼくがうそぶくと、
たぶん、あなたに資格があるかどうかをまず審査されると思うよ、
って言ってたなあ、、

ああ、そういうことか、と気づくと
今度はなぜかフラれた気分になりながら、
ぼくは自転車のサドルの上の人となったのであった。

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