暮らすように染め、織る

こんなふうに糸の塊が机にポンと置いてあるだけで、なんか顔がほころぶのである、、

染織を続けてきたわけ

ちょっとレトロな普通の一軒家、そんな感じだけれども、
中に入ると1階のリビングとキッチンがつながっていて広々したところに、大きな作業机があって、
まわりにはたくさんのカラフルな色の糸、糸、糸、
ここで染織の教室を開催していて、作業机は生徒さんたちが作業をする場所になる、
染織のための織機、道具も置いてある、
とにかく気持ちの良い場所にある染織の工房と教室なのであった、、

キッチンで染めもできるから、
名古屋という都会でも染織をする上での不都合はほぼない、
居住スペースの2階にも織機があって、
好きな染織にどっぷりつかって暮らしていけるというのは、とてもうらやましい、
春日さんは、よっぽど染織一筋というか、染織に魅了された人なんだろうなあと思ったけれども、
話を聞いてみると、そんな感じでもなさそうなのである、、

芸大に行きたかったんだけど、ぼんやりしてるタイプの学生だったので、
美術系に行こうかなって決めたのが高校3年生の3学期だったんです、、、
今から間に合うのか、、とそのときになって初めて気づいた、、
だから、センター試験が終わったくらいに、芸大はとても間に合わないから、
教育大学ならいけそうかな、みたいな、、美術もできるしと思って、
そのぐらいの気持ちで、本当にいい加減だったので、、、強い思いを持って選んだわけではなくて、

そんな感じで大学(愛知教育大学)に入学して、
そこで染織の授業で初めて糸を染めて、織りを体験した時も、
なんとなく楽しいかも、というほんわかとしたものだったようである、

布を織るというのは、なんかどこか神聖な雰囲気がある、なんかの神様が宿っているような、、、

なんか自分がこの仕事をずっと続けるとは思ってなかったですし、
わたしは、、ガラスをやりたいなと思っていたんですが、つくりたいものができず、才能がゼロだったんで、
何かちょっと違ったなってわかった、、、

大学4年間で、染織が自分に合うかもっていう感覚はとくになかったんです、、

まあ染織を選んで、、、続けてるってことは好きなんでしょうね、
結果として、ああ染織、好きだったんだなっていう感じがだから、、

染織をやめるタイミングって、いっぱいあったけど、でも、
やめないっていう選択をずっとしてきたということは、
やりたいっていう気持ちの方が続いてるってことだから、、、

卒業後、普通に就職して安定した収入もあったけど、でも、
それがずっと続いて、織れなくなると、フラストレーションが溜まってきて、
うん、じゃあ、もう仕事辞めようっていう選択の方が大きくなるっていう感じで、
それで今まで来てるような感じですね

まだ洗っていない羊毛や藍色に染められた糸、、、
完成した布を想像するのも楽しいんだろうけれども、
いろいろなつくる過程も小さな発見があって、楽しんだろうな、きっと、、、
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