学生を引き連れて、お盆の大蔵真さんの仕事場を訪ねた。
木地師の歴史と
平安時代から続く大蔵家の家系図を見せてもらい、
明治時代の撮影した大蔵一族の写真にびっくりした、
三河の山奥で暮らす100人前後の大蔵一族のほとんどの人たちは、
人が住む里にはほとんど下りずに、
一生、深い山の中で過した。
明治時代後半の大蔵家一族の写真。三河の山奥で撮影されたもので、これだけの人たちが一つの集団として山で暮らしていた。
結婚する場合は、長野側の同じ木地師の集団から
嫁をもらった、
おそらく、昭和初期ころまでは、
そんな暮らしだったようだ、、、
考えられない、と学生は驚いていた、
好きでもない人と結婚するんでしょ?
いや、そういう問題じゃないと思うけど、、、、
大蔵真さんに、粗挽きの工程を見せてもらった、(下の動画)
粗挽きのあと、約1年ほど乾燥して
それから仕上げるために、もう一度、削っていく、
木材を仕入れてからだと、
3年ほどかけて碗やお盆が完成する、
じっくり木材を乾燥させながら、、、
だから、それだけの時間が必要になる、、、
そうしないと、完成後ひずみが出てしまう、、、
帰り際、大蔵真さんが、
インスタの使い方がわからないからと、
学生に教えてもらっていた、、
こういうことは、わたしらよりも
やっぱり若い人のほうがすごいですね、、
大蔵真さんは、
そんなふうに笑っていた、、、
大蔵真さんの器をkinjoショップで販売しています。
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