ぼくが業界新聞に勤めていたころ、
三郷陶器といえば、マグナというオリジナル素材を打ち出していた、
素地が白く、透光性があるというのが特徴だったかな、、
それから、ディズニーの器の新作をいつも出していた、、
ずいぶん前から、ディズニーとライセンス契約をしていたようだ、、、
それともうひとつ、
ちょうどぼくが勤めていたころは、
DCブランドが流行っていた時期で、
たくさんの欧州のブランドの食器を、各メーカーがつくっていた、
三郷陶器はどこのブランドだったけなあ、、、
あまり聞いたことがないブランドだったような気がするけど、、、
忘れてしまった、、、
その頃は、どこのメーカーもあまり変わり映えがしない、
というか、、
無難というか、、あまり主張の強くない花柄が主体だったから、
DCブランドのような、ちょっと変わった幾何学模様などが
新鮮に映ったのかもしれない、
でも、食器って、料理があってこそのものだから、
食器単体で主張の強いものって、
なかなか使いづらいかもしれないなあ、と
思っていた、、、
山田さんの三郷陶器のコレクションは、
そこのところが微妙にすごくて、
碗皿としての魅力もありながら、
この器で珈琲を飲んだら、
心豊かな時間が過ごせるんじゃなかと想像できる、、、
ちょっと余白があるところがいい、
この当時の三郷陶器のデザインの良さは
そんなところにもあるかもしれないなあ、、