伏見は魔界じゃなかった

どうしても伏見の
みずほ銀行名古屋支店に行かないといけない用があって、
ぼくは
魔界と化している朝の伏見へと足を踏み入れたのだった。

恐る恐る
みずほ銀行名古屋支店の駐車場へ軽自動車で入っていくと
優しそうなオジサンが
銀行に御用ですか?
はい
では、こちらにとめてください
と、普通に親切なのである。
あれ、伏見は魔界のはずだが、、、

車をとめて銀行に入ると
朝9時からすでに大勢の人たちがいる
ただ、そのうちの半分くらいが、7~8人くらいかな
白髪交じりのマスクをしたオジサンたち。
彼らは銀行の人で、入ってくるお客さんに
すばやくサポートをする役割のようだ。
たぶん銀行をリタイヤして再雇用されたオジサンなのではないだろうか。
このオジサンたちが本当に親切で、やさしい。
ぼくはもう一度、伏見は魔界のはずなんだけどなあ、、とつぶやいた。

このオジサンたち、お客さんにとても親切でやさしいうえに
銀行窓口の女性社員に
○〇さん、これやっといて
なんて指示されて、どうみても下の存在として扱われているのだ。
かといって、ぜんぜん嫌そうじゃなくて、
うれしそうにお客さんのサポートをしているんだよなあ。
がんばってるなあ、オジサン、

ごめん、伏見は、こんなやさしいオジサンたちが
たくさんいる場所だったんだ、と改めて気づいた。
魔界なんかじゃないなあ、、
ぼくの見方が間違っていた。
帰る際、駐車場のオジサンもやさしかったしなあ、
まあ、ただ、女性銀行員はちょっとこわかったけど。。

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