思い出の焼きそば

あまりに天気がいいので、
公園でボケーっとしたいと思って、
鶴舞公園へ。
途中、いい感じに崩れ落ちそうな焼きそば、お好み焼き店で
焼きそばを購入。
腰の曲がったおじいさんが、曲がったまま
キャベツ、豚肉、そばを炒めて、醬油をざざっとかけて、
はいよっと受け取ると、ずっしりと重い。
450円だけど、この重さはなかなかやるんじゃないだろうか。

ぼくが小学校に通っていたころ、
同級生の家が
崩れ落ちそうな駄菓子屋さんをやっていて、
そのお母さんが、駄菓子を売っている隣で
焼きそば、お好み焼きをつくっていた。
その焼きそば、お好み焼きが、確か、100円くらいだったと思う。
今まで生きてきて、
そこで食べた焼きそばやお好み焼きほど、
美味しいものに出会ったことがない。

夏になると、
かき氷も登場するんだけど、
これが、また美味しくてね、
今流行りのふわふわかき氷よりも
ずっとずっと美味しかった。
しかも100円くらいだったと思う。

腰の曲がったおじいさんが
焼きそばを炒めているとき、
ベンチに腰掛けて待ちながら、
そういやそうだったなあ、と、
同級生の駄菓子屋を思い出し、
あの味にはもう二度と出会えないだろうなあ、、
ちょっとだけセンチメンタルな気分になった、

鶴舞公園のベンチに座って
ずっしりと重い焼きそばを取り出し、
パカッと開けると、上に目玉焼きが乗っかていて、
重いだけあって、450円にしては、
なかなかいい線をいっている。

一口パクリ、
味も悪くない、
だけど、思い出の駄菓子屋の焼きそばに比べると、
ちょっと落ちるかなあ、
ま、思い出補正かもしれないけど、
おじいいさん、
でも、なかなかいい線いってるよ、

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