よく行くミニストップには、インド系と思われる男女2、3人がスタッフと働いていて、
優しい対応に癒さるなあと感じている。
日本人の場合は無表情での対応が普通で、言葉は丁寧だけども、
なんか冷たいなあ、もうちょっと優してしてくれないかなあと感じることがある。
コンビニのレジに優しい対応をお求める方がおかしいのは承知しているが、
お釣りをもらおうとして手を出した時に
無表情で釣銭受け皿にお金を置かれたようなやるせない気持ちは
いつもどこかにあるんだよなあ。
そんな心のやるせなさを感じながら生きると、
ちょっとした優しさで、心が軽くなることがある。
先日、いつものようにミニストップへ行くと、
レジの対応をしてくれたのは、インド系の男性だった。
いくつかの商品をレジに置いてから、ソフトクリームをと告げると、
ちょっとソフトクリームが食べたくなってね、
そしたら、
少々高い声で、「この場で食べますかあ~」と、その男性が発したのだ。
その声の質と、最後の「かあ~」の語尾を上げる言い方にぼくはまいってしまった。
なんて優しく心に響くんだろう。
さらに追い打ちをかけるように、
その男性は、
「袋はいりますかあ~」と、
またも高い声と最後の語尾を上げる発音でぼくに尋ねたのだった。
いや、いいなあ、とぼくは思わず言いそうになってしまった。
その男性は、ぼくの差し出した手に
ちゃんとお釣りを返してくれた。
こんな一瞬のやり取りが、
やるせない心を解きほぐしてくれることがあるんだなあ。
客観的にみれば、
勝手にいじけていたぼくが、
勝手に感激した独り芝居のようなものかもしれないが、
まあ、いいよな、心がすべてなんだから、
と、そのあとも、ぼくはいろいろ考えていた。
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