大学時代の友人のカノッチに会った。
名古屋駅の金時計の前で待ち合わせて、
名古屋駅の西口から歩いてすぐの居酒屋へ。
カノッチは静岡の大手企業に勤めていて、
ぼくの友人の中では、もっとも真っ当な人生を歩んでいる、
カノッチとの話となると、
どうしても大学時代の昔話になる、、、
18歳から22歳までの時間を一緒に過ごした、
もうだいぶ昔のことだ、
でもこうやって会って、気を使わない話をできるなんて
なんて贅沢なことなんだろう、
カノッチと話していると、
大学時代のことがいろいろと蘇ってきた、
ぼくがスイカ一玉くらい一人で食べられるさ、と
実家が農家の同級生にうそぶくと、
じゃあ、うちのスイカを送ってもらうから食べてみて、と挑戦状が、、
数日後に届いたスイカは、見たこともない巨大なものだった、、
ゼミの部屋でぼくがスイカにかぶりつくと、
部屋中がスイカの香りで充満した、、
スイカの香りが苦手な同じゼミの友人が部屋から出て行った、、
3分の1くらい食べたときに、
あのさ、、、もう無理、、降参します、、、
だって、こんなにでかいスイカなんだもん、、、
ばかだね、、
4年になって、会社訪問をしなければならなくて、
スーツは持っていたけれども、
ネクタイがなかった、、
ネクタイを買いに行かなくちゃ、、
そんな話を同じゼミの女子たちに話したら、、、
ネクタイを買いに行くために一緒についてきてくれた、、
というか、無理やりついてきたのかも、、、
ぼくが地味な茶色のネクタイを選ぼうとすると、、
あんた、そんな地味色のネクタイ買ってどうするの!
だめだよ、そんなの、
そういって青色のストライプのネクタイを選んでくれた、
結局、会社訪問した十勝毎日新聞社は受けなかったけれども、、、、
同じ学科のみんなが広いキャンパスに集まって、
芝生の上でビールとジンギスカンでどんちゃん騒ぎをして、
そこに教授も参加したり、
教授の家にみんなで遊びに行ったり、
それから、今でいう卒業旅行で、
ゼミの仲間、男女5人で網走へ流氷を見に行ったり、
あんな時間を過ごすしたことは、
その後、二度とない、
あのとき、あの場所で、あのみんな、
だからこその時間だった、、、