段ボールの戦いを続けていたら、いつの間にか日数が経ってしまった、、
そんな疲れた身体を癒やしてくれるのは、
いつもの吉左右しかない、、、
引っ越しを機に、地上波が見られないチューナレステレビへ交換したのだけれども、
これでNHKにお金を払わなくて済むと思うと、なんだか気分が晴れやかになるのである、、
最近はあまりテレビドラマを見ないけれども、昔はよく見ていた、
なかでも、今もAmazonプライムで繰り返し見ているのが「JIN-仁-」である、
現代の医者が幕末へタイムスリップするドラマで、
綾瀬はるかが演じる咲(さき)さんが主人公の大沢たかお演じる仁先生につくる揚げ出し豆腐が
たまらなく食べたいと、ずっと思っていたのである、
先日、吉左右へ寄ると、
黒板に今日のお昼御飯とかかれ、その下に揚げ出し豆腐とあるではないか、
運命である、と思った、、、
そんな大袈裟なと思うかもしれないけれども、
夢にまで見た揚げ出し豆腐なのである、、、
間髪入れずに、「揚げ出し豆腐をください」と告げた、、
写真がその吉左右の揚げ出し豆腐である、、
今までの揚げ出し豆腐のなかでダントツの一番で、、
段ボールに疲れた身体にじんわりと沁み込んできた、、、
きっと咲さんの揚げ出し豆腐も、こんな味だったんだろうなあ、、、
吉左右の女将さんも、五〇年くらい前は咲さんみたいだったのかどうか、、、
その翌週、またも吉左右に立ち寄ると、
今度は秋刀魚である、、
ちょうど秋刀魚が食べたいと思っていたところだったので、
またも運命である、、、
こうも運命的な出会いが連続すると、きっとその反動で嫌なことが起こるかもしれない、
そうなったら、まあ、仕方がない、受け入れるしかあるまい、
なにしろ、揚げ出し豆腐と秋刀魚という幸運が続いたのである、、
仕方がない、、、、

さて、新しい家である、
朝、大量の不燃ごみを玄関前に出していたら、
「おはようございます、たいへんですねえ」と声をかけられた、、、
町内会の役員のようなおじさんである、
ぼくは、はあ、と言いながら、大変です、と頭を下げた、、、
まだまだ近所にどんな人が住んでいるのか、さっぱりわからないけれども、
人は、どこに住んでもそれほど違いはないだろう、、、
住めば都と昔から言うけれども、
おそらく、ぼくにとってはここが最後の都である、、


コメント