謎の書道女子mayuzoさんの展覧会を息子と二人で見に行って、
mayuzoさん本人にいろいろ説明してもらった、、
繊細な筆の軌跡がとても美しかったけど、
字が読めないからなあ、、
なんて書いてあるのか、まったくわからない、、、
紀貫之の歌らしいけど、、、そういわれてもなあ、、、
やっぱり、絵と同じように、
強弱のリズムとか、余白と墨のバランスの心地よさとか、
そんなものを感じればいいのかもなあ、、、
何が書いてあるかは二の次で、、

mayuzoさんの美しい書、紀貫之の歌なんだって、、
その後、会場近くのマクドナルドで息子と二人でテイクアウト、
家に戻ってハンバーガーとポテトとコーラという
この年で食べるもんじゃないものを胃袋に流し込んでから、
罪悪感を鎮めるためにサイクリングに出かけた、、
ちょっとぶらっとするかと軽い気持ちで走り出したが、
あまりにも気持ちいいので、どんどん家から離れていく道を選んでいった、、、
サドルの上で流れていく景色をぼんやりと眺めながら、
ここ数日、心に響いた言葉の数々をもう一度思い出していた、、、
「晴れ晴れとした気持ちで死んでいこう」
「醒めながら踊れ」
「(反抗的で言うことをちっとも聞かない)息子は、きっとぼくを救おうとしている」
これらの言葉は、まだぼくの頭の中で明確な意味を形作っていないけれども、
ぼくにとって、重要な言葉だと直感していた、、、
あ、それから、美味しい珈琲が飲みたい、と思った、
どこがいいかなあ、といろいろ思い浮かべたけれども、
このへんだと、一度行ったケーキ屋さん「Natsumi les gâteaux」があるな、、、
珈琲も飲めたはず、、
ケーキ食べられるかな、、、
ま、とにかく行ってみるかと、ペダルをこぐ、
こぐこぐ自転車である、、、
あれだ、と思ってスピードを緩め、ちょっと店内を覗いてみると、、
なんかカップルで満席である、、、
こりゃだめだね、、、
とても入る勇気はない、、、、
そうだ、この先に
美味しい珈琲が飲める店「PAL COFFEE STAND」があった、、、
一度、珈琲を飲んで、ほんと美味しかった、、、
基本はテイクアウトの店のようだけれども、
店内でも飲める、
うん、そうしよう、そこに決めた、、、
ちょうど荒畑駅前にある店で、かなり小ぢんまりとしていて、
珈琲はマグカップで提供される、
店主の女性が、限定のバレンタインチョコレートがありますけど、、、
ちょっとチョコレートの香りがします、、、
じゃあ、それで、、
ということでマグカップで一口飲むと、
うん、美味しい、、
あまりチョコレートの香りはしないけれども、
美味しい珈琲である、、、
ああ、いいなあ、と思いながら、
外を眺めていると、結構な人が店の前を行き来をする、
たいていの人が、ちらっと店内を覗くものだから、
ぼくと目が合ったりする、、
なんか気になるのか、人の目の気配がするのか、、
テレパシーかな、、
昔の人はテレパシーを使えたみたいだから、
みんなそのその名残りがあるのかもしれない、、、
遠くにいる人の思いも、なんかつながっていると感じることがあるからなあ、、、
美味しい珈琲を飲みながら、
そんなことを考えていた、、
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