うなぎの名店を食べ歩く

蓬莱は名古屋市営地下鉄の高岳駅から
歩いて数分のところにある
うなぎの名店だ、

名古屋にはうなぎの名店がたくさんある、
ひつまぶし、うな丼、うな重、、、
食べ方はいろいろあるけれども、
うなぎの釜めしの名店として知られるのが、
ここ、蓬莱である、

大正時代の建物というだけあって、
入口の玄関からして、ちょっと雰囲気が異なる、
趣のある畳の個室に案内されると、
なんか、おばあちゃん家みたい、と、ももさんは思った、
予約の電話を入れたときに、
うなぎの釜めしは出来上がるまでに30分はかかると
伝えられていた、
どんな味なのか、ももさんはわくわくした、

実際のうなぎの釜めしは、
70年間も継ぎ足して続いているタレが
とにかくおいしい、
そして、なにより、ご飯のおこげがたまらない、
店のおばちゃんも気さくで、
本当におばあちゃん家でくつろいでいる気分になれるのが魅力だ、

土用の丑の日を挟んで、
さらにもう一軒、
ももさんは、うなぎを食べにいった、

予約困難店なので、開店直後を狙って、
店を訪れると、間一髪、最後の一席をゲットすることができた、
あと一歩遅れていたら、1時間ほど待つことを覚悟しないといけないから、
本当にラッキーだったと思う、

その店は、名鉄瀬戸線の尼ケ坂駅から徒歩数分の
うな富士 白壁別邸である、
ももさんは、この系列のうなぎの味が一番好きだった、
しかも、この店は、一品料理もおいしいのが魅力だった、
うなぎは、いつもの、肝入り特上うな重の大盛にした、
さらに、一品料理からお造り、しらこ、あなごの天ぷらなどを頼んだ、
そして、もちろんビールも、

目を輝かせて、うなぎを頬張っていると、
お茶を入れにきた若い女性の店員さんから、
あのー、と話しかけられた、
バイトの男の子が、
やば、めっちゃ食べる、きれいな女の人がいる、と話していたんですけど、、、
いつも、たくさん食べるんですか?
そ、そうですね、、
いいですね、美味しいものをたくさん食べるのって、、、
女性の店員さんは、そんなふうに話して笑顔で帰っていった、

ももさんは、
店の人に話しかけられることはよくあることだったが、
このときは、ほんのちょっと、
恥ずかしかった、、、
でも、うなぎがおいしく食べられたからいい、
と、すぐに笑顔になったももさんなのであった、、


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