うまいハムとソーセージを求めて山の中へ

カメラマンの筒井さんと、
岐阜県恵那市の山奥にある「山のハム工房 ゴーバル」の取材に行ってきた、
いいなあ、と何度もつぶやきながら話を聞き、
こんなところで働けたら、ぼくもちょっと違った人生を歩んだかもしれない、と思ったのである、
つい先日、企業で働く人達の間において、静かに分断が進んでいるという話を聞いた、、、
上司が会議に加わると、他の社員たちはどうしても思い切った発言をできなくなる、とか、
結局、上司の意見が通ることになる、とか、
世代の違い、役職の違いによって、価値観は全く異なり、
しかも、お互いがもはや繋がろうという試みを諦めてしまった、と、、、
だから仕事が楽しい、会社が好きだと、はっきりと表明する人たちが、ほとんどいなくなってしまった、、、、

ラインで今日は会社を休みますって連絡が来たんです、
最初、ぼくはそれは良くないなと思ったんですが、
でも、考えてみれば、お互いの精神的な負担が軽くなるし、
ラインで伝えるほうがずっといいんじゃないかと思うようになったんです、
ぼくは頭が固かったですね、、、
ゴーバルの松本さんがそんなふうに話したとき、
先日の話の内容を思い出した、、
価値観を押し付け合うのではなく、
価値観が違うことを前提として対話すること、シェアすること、
たぶん、ぼくたちはそんなふうに働き方を変えていかないといけないのかもしれない、

ゴーバルに行く前、無骨な木造りの無人販売所があったので、のぞいてみた、
中には袋詰めされた栗、ナス、トマト、ズッキーニなどがたくさん並んでいた、、
おそらく、近くで採れたものばかりである、
一袋100円、隣の木箱に入れてください、とある、
おおし、ぼくはそう意気込み、
財布から1000円札を出して、小さく畳んで、
隣の木箱へねじ込んだ、
そして、ルパン三世のように10袋を抱えて車へ、

それにしても、栗なんて、どうやって調理すればいいんだ?

筒井さんから、引っ越し祝いは何がいいですか、と聞かれたから、
じゃあ、漆喰を塗ってください、とお願いすると、
本職ですから、ずっと漆喰塗ってたんです、
ぴしーっときれいに塗れますよ、という、
あんた、カメラマンじゃないのかね、、
話しだしたらとまらない筒井さんは、本当か嘘か知らないけれども、
何でも出来ると嘯くのである、
何でも出来るマンと命名しよう、

でも、とりあえず、漆喰を塗るのを手伝ってもらおう、、

ゴーバルの記事は近々アップします、

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