陶芸家の徳田吉美さんの展覧会が
名古屋高島屋で開催されていたので、
ふらっと行ってきた。台風はいつの間にかどこかへ行ってしまったのか、
日曜日は雨も降らず、日も照っていた、
なんだよ気象庁、もっとしっかりしろよ、
脅すだけが仕事じゃないぞ、
しかし、高島屋へ向かう途中、
ナナちゃん人形のいる歩道を通ったのだが、
いろんな言語が飛び交っていて、
むしろ日本人のほうが少ないのではないか、
と、少々アウェイ感が、、、
徳田さんは、友人やお客さんに囲まれていて、
なんか忙しそうだった、
すきを見て、
こんにちは、と声をかけると、
あ、こいでさん、と普段の徳田さんらしく挨拶を返してくれた、
徳田さんは、不思議な人で、
いつもなんか心を平静に保っているというか、
あわてないというか、そんな雰囲気がある、
しばらく会話を交わしたのち、
忙しそうだったので、ではまた、と、、、
それから再びナナちゃん人形の前を通って帰ったのだが、
いろんな言語が飛び交うなか、
なんでこんなふうになったんだ?
と、ため息が出てしまった、、、
非難をしているわけではなく、変わってしまったなあという感じかな、
高校生のころ、
男友達とナナちゃん人形の前で待ち合わせをしたことがある、
ぼくのほうが早く着いたから、ボーっと立っていたら、
同じ学校の女子が、同じように待ち合わせをしているのに気付いた、
向こうも気づいたようだが、
こちらを気にしていないふりをしている感じだった、
顔を見たことがあるくらいの関係だったからね、
ぼくも同じように、気にしていないふりをしていたのだが、
そのあと、ぼくは、、、
男友達とナナちゃん人形の前で待ち合わせしているのが、
なんか急に恥ずかしくなってしまったのだった、、、
そのころ、ぼくは女の子と二人でデートなんてしたことなくて、
なんか、ナナちゃん人形の前で男友達と待ち合わせるなんておかしい、と、
同じように待ちぼうけをしている女子に思われるんじゃないか、
そんなふうに感じたのかもしれない、、、
同じ学校の女子の待ち人が現れる前に
ぼくの待ち人である男友達が来たので、
確かめることはできなかった、、、
結局、
あの女子はどんな人と待ち合わせをしていたんだろうなあ、、