緑区にこんな場所があったなんて!

あいちたてもの博覧会で、
名古屋市緑区にある曹洞宗寺院の春江院の見学に行ってきた。
どうして見学に参加しようと思ったかというと、
このお寺の本堂が9代竹中藤右衛門による建築だったからだ、、

初代の竹中藤右衛門は信長に仕えた普請奉行だったが、
その後、関ヶ原を経て家康が天下を取る中で、
武門を捨てて、神社仏閣の造営を主業にする大工の棟梁となっていく、、
資料によると、名古屋城の築城にも携わっていたようだ、、
現在の総合建設会社の竹中工務店は、そこから始まっていったわけだけど、、

その9代目の竹中藤右衛門が棟梁として建てたということで、
一度見てみたいなあ、と思って、、、
行ってみてびっくりした、
これまで、あまり緑区を散策したことはなかったけれども、
春江院周辺は、なんか、名古屋とは思えない山の中にある、
なんかいい風景なのだ、

春江院には美しい中庭がある

近くには大高城址がある、
桶狭間の戦い以前は、
水野さんという人が大高城城主だったようで、
その水野さんがお父さんを弔うために創建したのが春江院だという、
弘治2年(1556年)のことらしい

山門の前で説明をする小山さんとそれを熱心聞く参加者

寺院建築の特徴などについて説明をしてくれたのは
名古屋市中川区にある魚津社寺工務店の小山さん、
お寺や神社を専門とする工務店のようで、
家の近くに、こんな工務店があったんだなと驚いた、

それにしても、春江院はすばらしい環境の中に建っている、
寺社建築としての特徴も、
小山さんの説明を聞いていると、おもしろいなあと、
何度も感心した、、

当たり前だけど、
まだまだ知らないことがたくさんあるんだなあ、

山門を入って石畳に沿って左に折れると本堂が正面に見える。その設計が、いいなあと感じる

小山さんは、いま、
竹中藤右衛門の建築について調査しているという、
来年くらいまとまるようだから、
それも楽しみだ、

🔸本堂は江戸時代後期に再建されたもので、それが9代竹中藤右衛門によるもののようだ。

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