二日間、更新できなかったのは、
久しぶりに旅に出かけていたからだ、
神話の島・淡路島へ行ってきた、、、、
「古事記」「日本書紀」には
どうやって日本が誕生したのか、
そのいきさつが書かれている、
天の神々から「この漂っている国をつくり固めよ」と命じられた、
イザナギとイザナミの二神は、
天の沼矛(ぬほこ)をかきまわし、
その矛からしたたり落ちた潮が
積もり重なってオノコロ島ができた、
そのオノコロ島に降り立って、
イザナギとイザナミの二神が、
最初に生んだのが淡路島、
次に生んだのが四国、
そして、隠岐、九州、壱岐、対馬、佐渡と生み、
最後に本州を生んだ、、、
どうして一番最初に淡路島を生んだのか、
不思議だなあ、と、ずっと思っていた、
ぼくは、「日常が旅」という意識で暮らしているので、
わざわざ、旅に出かけることはしないのだが、
今回は、なんとなく流れで、
いってみれば日常の延長のようなたかちで
淡路島にでかけることになったので、
「日常が旅」の延長という感じかな、、
とにかく、行ってみなければわからないもので、
海と山がこんなにも近くに接近して、
淡路島は、
素直に、ああ、いいなあ
と感じる場所だった、
昔の人が最初にここに住もうと思っても
まったく不思議ではない、
直前の雨予報も外れ、
その日の空は晴れ渡った、、
伊弉諾(イザナギ)神宮(冒頭の写真)は、
不思議な空気感が漂っていた、
イザナギを祀っている神社は日本各地にあるが、
イザナギという名前の付いた神社は、ここだけだ、
しかも、この神社は相当古いから、
神話と何らかの関係があるんだろうなあ、
と、感じさせる厳かな雰囲気がある、

この日は平日だったが、伊弉諾神宮を参拝する人は多かった
さらに、不思議なことがある。
伊弉諾神宮を中心にして、まるで計算されたように、
東西南北には縁ある神社が配置されているのだ。
伊弉諾神宮の真東には飛鳥藤原京、
さらに伊勢皇大神宮(内宮)が位置しており、
春分秋分には同緯度にある伊勢から太陽が昇り、
対馬の海神(わたつみ)神社に沈む。
また、夏至には信濃の諏訪大社から出雲大社、
冬至には熊野那智大社から高千穂神社へと太陽が運行する、
昔の人は、ぜんぶ、何もかも
知っていたのかもしれない、、

樹齢約900年の2本の楠が絡み合って屹立している。まさに夫婦楠
境内にある、樹齢約900年といわれる楠は、
イザナギ・イザナミの二神が宿る御神木だ、、
それを、ぼーっと眺めていると、
ああ、ここから日本が始まっていったんだなあ、
という気分になってきた、、、、
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