信号待ちをしないひと

昨日は今年初めて吉左右で昼食、
たぶん名古屋で一二を争う定食が食べられるお店である、(とぼくは思う)
昨日はいわしフライ定食、
それに、ちくわのフライとか湯通ししたキャベツとか煮物とか漬物とか味噌汁とか、
もちろん、それに、ご飯がついて750円、
おばさんが一人でやっていて、ていねいにつくっているのがわかる味だ、、

ぼくは、店と人と話したりするのは苦手なほうで、
だから何度も通う店であっても、常連感を出さないように注意している、、

吉左右でも、心の中で、美味しいなあと感激していても、
でも、それを顔や態度には出さずに、もくもくと食べ、
「ごちそうさま」と告げて店を出る、、
毎回、それは同じである、

できるだけ心の動きが態度や表情に出ないようにする、
しているつもりだけれども、
実際には、
「ガ~ン」という感じでうろたえていることも多々あるのかもしれない、
自分では、そうじゃないつもりでも、そうなっている、
それはよくあることだ、

逆に、自分では感謝の気持ちを表しているつもりだけれども、
ぜんぜんそれは表情や態度にあらわれていないことも、多々ある
なかなか自分で自分を正確に観察するのは難しいのかもしれない、

朝、車で通勤するときに、
ほぼ同じ時間に、同じ信号につかまり、車を停止する箇所がある、
そして、そのとき、一人の若くてきれいな女性が、
さっさっさ、と横断歩道を渡っていくのを見かけることがよくある、
あ、また、あのひとだ、

その女性は、無表情で、少々気が強そうな雰囲気がある、
何度も見かけているが、たいてい、薄い色のロングスカートをはいている、

不思議なのは、その女性は信号が青になるのを待っているのではなく、
ぼくの車がとまって、横断歩道の信号が青に変わると、
どこからともなく現れて、さっさっさ、と横断歩道を渡っていくのだった、
いつもそうなのだ、
信号待ちで立っている姿は見たことがない、

どこから現れるのだろうか、、、
あのひとだ、と、気が付くと、
さっさっさ、と横断歩道を渡っていく

去年のクリスマスが近づいている時期だったろうか、、
同じ場所でぼくの車が信号につかまると、、
上も下も黒一色で、
しかも下はかなり短いショートパンツ姿のあの女性が、
どこからともなく現れて、
さっさっさ、と横断歩道を渡っていくのだった、、

こんな朝早い時間に、あの姿で、
会社じゃないよなあ、、、
そのとき、なぜかわからないけれども、
自分では、そうじゃないつもりでも、そうなっている、
という言葉が浮かんできた、、

あのひとは、
そのつもりで、そうなっている、のか
そうじゃないつもりで、そうなっている、のか、、、
どっちなんだろうなあ、、、

(画像はAIによる)

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