丁寧な調理に出会う

名古屋市名東区の極楽にある
吉左右(きっそう)というお店。
たまに昼ご飯を食べにくのだが、、
ここの定食がほんとうに美味しい、

推定70歳前半の女性が一人で切り盛りしていて、
昼は定食、夜はお酒を飲みながら料理をつまむような店である、
ぼくは昼しか行ったことがないから、
夜の雰囲気はわからないけれども、
おそらく常連客が主体の落ち着いた感じだと思う、

昼間もほぼ常連客ばかりで、
ぼくはまだその常連客の仲間入りはしていない、
店の前を通りかかってたまたま入った店で、
以来、定期的に昼ご飯を食べに行くようになった、、

店を切り盛りしている女性がどういう経歴の持ち主なのか
よくはわからないけれども、
常連客との会話から推察すると、
かつては料亭か旅館の料理を担当していたのではないだろうか、、、

最初、ブリの煮つけ定食を食べたとき、
丁寧に調理しているのがよくわかったし、
素材が良いかどうかよりも、
気持ちが入っているなあと感じた、、
ただ、一つだけ、、、、
味噌汁がちょっと薄いんじゃないかなあと思った、

でも、何回か通ううちに、
なぜか、その味噌汁がくせになるというか、、
あの味噌汁がのみたいと、
むしろ味噌汁の味のとりこになっている自分に気づいた、、、
不思議だなあ、、
最初は薄いと感じた味が、
ほかの食材と絶妙なバランスを保っている味に思えたのだ、

昨日は、アジフライだった、
やっぱり、味噌汁がすごく合う、

昨日はカウンターに座って食事をした、
小銭がたくさんあって、
財布がふくれあがっていたので、
850円のお会計を、
100円玉8枚と50円玉1枚で支払おうと、
小銭をカウンターの上に並べて数えていた、

ごちそうさま、と言って
小銭で支払おうとすると、
ありがとうございます、と、
カウンター越しに、
左右の掌を合わせて水をくむような格好になって、
小銭を受け取ろうとした、

そのときの、推定70代前半の女性の
お茶目な感じが、
なんだか、とてもかわいかった、、

ぼくも常連の仲間入りを果たしたかもな、、、
なんか、そんなふうに感じた、

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