名古屋市名東区に極楽(ごくらく)という地名がある。
小牧・長久手の戦いの際に敗残兵が命からがら辿りついたのがこの場所だったとか、
洪水で田畑が流されない安住の地として極楽と命名したとか、
いろいろ説はあるようだ、
いつから極楽と呼び名があったのかはよくわからないけれども、
江戸時代か、それよりも古くからか、
まあ、そん感じのようだ、、
ということは、ひとまず置いておいて、
ぼくはこの極楽に、半年ごとに行く用事があって、
いや、ちがうな、
半年間定期的に通って、半年間休んで、というような用事があって、
先日久しぶりにこの辺りへ行ったんだけど、
そのとき、いつもの店へ立ち寄った、、
それが吉左右というお店、
この食べログにも、まったく口コミがない店、
やたら料理が美味しい、
ぼくは昼定食を食べるために行くんだけど(冒頭の写真がそれ)、
イワシのフライ、カジキの煮つけ、そのほかいろいろ
どれもみんなうまい、
しかも丁寧につくっているのがよくわかる味なんだよなあ、、
テーブル席が3つ、カンター席が5、6席ほど、
そんなに広い店ではない、
どれくらいの年齢だろう、60歳代かな、
優しそうなおかみさん一人で切り盛りしている、
お客さんは常連が多そうだ、
先日ぼくが食べていた時も、常連が来店し、
昼のいくつかあるメニューから
どれを選ぼうか悩んだ末、
「じゃあ、一番美味しいやつ」と注文すると、
おかみさんが「みんな美味しいわ!」と笑顔で返していた、、、
夜も美味しそうなものがたくさんありそうだから、
今度は夜に行ってみよう、
ポテトサラダや煮物、刺身なんかをつまみながら、
ビールか日本酒でも飲むかなあ、、、
でも、それだと、どうやって帰ればいいのか、、、
バスと電車かあ、、、
ま、それもいいかもな、、
ところで、店名の吉左右って、どう読むかわかりますか、みなさん、
正解は吉左右(きっそう)
喜ばしい知らせ、吉報という意味らしい
「左右」には便りという意味があるというのを
調べて初めて知った、
そういえば、昨日、吉左右があった、
近所のお祭りで、子どもたちが獅子舞で練り歩き、
ぼくの家にもピンポーンとやってきたので、
小さな祝儀袋にお金を入れて渡した、、
たぶん、これでしばらくは、
元気に過ごせるだろう、、、