金属3Dプリンターの未来

先日、愛知県弥富市の高雄工業という会社へ行ってきて、
金属3Dプリンターを使った新たな事業について話を聞いてきた、
これまでは銅を加工して、それから、ろう付け(はんだ付けの強力なやつ)してつくっていた部品を、
金属3Dプリンターでつくりはじめたのだ、
金属の素材は銅だけではなくて、アルミとか鉄とかいろいろできるようだ、、

3Dプリンターというと樹脂というイメージがあるから、
金属で3Dプリンター?
大丈夫かね、、、
という先入観を持って話を聞いてきたんだけれども、
これが、なかなかすごいことになっているのだった、、

金属3Dプリンターは、金属の粉を積層させて形をつくる、
だいたい夜にセットして、朝になると出来上がっている、
という感じらしいのだが、
これまでの加工・ろう付け作業に比べると、
格段に速く、しかも精密に、
3Dプリンターならではの複雑な形状ができる、
さらにさらに、強度は問題ないどころか、
むしろ耐久性は以前よりも高くなるというから驚きだ、

日本国内の工場では、金属3Dプリンターはあまり普及していないものの、
欧州ではかなり普及しているらしい、、

金属3Dプリンターの設備は高額だから、
個人がどうにかするのは、なかなか難しいと思うが、
樹脂の3Dプリンターは個人でも買うことができるようになっているから、
金属3Dプリンターも、もっと手軽に個人でできるようになるのは、
まあ、時間の問題だろう、、

それで、、産業とか個人の暮らしがどのように変化するのか、
ということは、よくわからないけれども、
汎用の道具から専用の道具へという変化は、進むんだろうなあ、、、
もっと使いやすくなったりするのかな、いろんなものが、、

たとえば、陶芸家がつくる器も似ていると言えば似ている、
陶芸家が3Dプリンターで、器ができあがったもの、ということになる、
ただ、器の場合は、陶芸家の思いが形になったという感じだけれども、
3Dプリンターの場合は、どこに思いがあるかというと、
コンピューター上で設計したした人、ということになるのかな、一応、、、

設計した人は、どこからか指示があったり、条件などを考慮する必要があったり、
いろいろするんだろうけど、それは陶芸家も同じだ、、
何らかの依頼があったり、これがいいと感じた造形は、
社会的な流れ、あるいは時代と呼ばれるものから影響を受けたものであるはずだ、

そう考えると、陶芸家も3Dプリンターの設計者も、
ほぼ同じといっていいかもしれない、

それでも、やっぱり全然違う、という主張や意見は当然ある、
その主張や意見を聞きたいなあ、と思う、
それが、ぼくが、これから、やっていきたいことだ、、、

(画像はAIによる)

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