ここのところ体調がおもわしくないと思っていて、
そろそろお迎えが来たかなあ、と思っていた、、、
というのも以前に比べて息切れがするようになったし、
階段を登るとはあはあという感じになるし、
自転車を乗っていても、以前よりも足に力が入らないと感じていたのであった、、
そんなこともあって、なんとなく流れで、カテーテル検査なるものをやるはめになったのである、、
右手首当たりの血管に穴をあけて、そこから細い針金のようなカテーテルを血管の中を通して心臓まで到達させ、
そこから、いろいろ検査したりするというものである、、、
なんだかそう聞くと、血管の中を針金が通るのか、、、と驚く、、
まあ、針金じゃなくてカテーテルなんだけど、、いずれにせよ、そんなことして大丈夫なのか、
痛いくないのか、、、血管が破れてしまいそうだけど、、
そんなことを想像するのだけれども、今では一般的な治療法・検査法らしく、
いろんな人の血管がばんばん破れているとも聞かないから、、大丈夫なのだろう、、、
検査時間は40分から1時間くらいで、検査後、3時間くらい安静になって、すぐ帰ることができる、、
血管の中をカテーテルなるものが通ったのに、、、その3時間後には、もう地下鉄に乗っているのだ、、、
いろんな人が地下鉄に乗っているものである、、、
その日、ぼくは朝食を抜いて、、朝早くから八事日赤病院へ地下鉄で向かった、、、
車では来ないようにしてくださいと言われていたからである、、、
朝、通勤時間のピークと思われる7時台の名古屋の地下鉄に久しぶり乗る、
ただ、中心地とは逆方向なので、そこまで混雑していないものの、それなりに混んでいる、、
八事日赤には8時少し過ぎに到着、びっくりしたのは受付に並んでいる人の数だ、、、
朝早くからなんでこんなに並んでいるのかわからないと驚くほどの行列で、
みんなしけた顔をしている、
病院というのは朝早くから並ぶものなんだなと思う、、
日帰り検査のところへいって受付を済ませると、
カーテンで仕切られた個室へと案内され、パジャマみたいなのに着替えて検査を待つ、、
しばらくして迎えの男性に連れられて検査室へ、、
そこから検査室内へと案内されたのだが、、、驚くべきことに、、
検査室内は女性ばかりなのであった、、、
検査を行う医師はもちろん女性、、消毒したりといった準備をする4、5人もすべて女性なのである、、、
足首に血圧を測るビニールを巻くのも女性で、
もうちょっと清潔な靴下を履いてこればよかったなあ、と思ったが、後の祭りである、、
そこからは冒頭で書いたようなカテーテル検査を実施していくわけだけれども、
これが不思議なことに何の痛みも感じないのである、、、
血管の中をカテーテルなるものが通っているにもかかわらず、、、、
一番痛かったのは手首に打った麻酔の注射だった、、
その麻酔の注射の痛みを消す注射を先に打ってくれと思った、、、
検査終了後は3時間ほど安静になり、血管に穴をあけた右手首は固定されて、
なるべく動かさないように言われていたので、
左手でサンドイッチを食べて、左手だけで文庫本を読んだりしていた、、、
そんなことをしていると3時間くらいはあっという間に過ぎて、
ほどなく担当医に呼ばれて検査結果を聞かされた、、
動脈硬化はあるけれども、とくに血管が詰まっているようなところはなく、、
薬を飲んでいけば大丈夫でしょうと説明を受けた、、
それでは、あの息切れや足の疲れやすさの原因はいったい何だったのだろうか、、
ぼくの推察では、このところ体重が増えていたから、
ようするに太ったことが原因ではないかと、そんな気がした、、
間食をせず、お酒を控え、塩分に気を付けること、
肉よりもお魚を中心としたほうがいいですね、と栄養管理士のような人からアドバイスを受けた、、
やっぱ、食事だな、、、
しけた顔をして朝早くから病院に並びたくなければ、、
ちゃんと配慮した食事をしたほうがいい、
当然と言えば当然だけれども、
ものものしい機械に囲まれた検査室にモノのように運ばれて、
血管の中にカテーテルを通されないと、
当然なことって、なかなか当然と気づかないんだなあと、そんなにふうに感じたのであった、、
(画像はAI)
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