まずは防寒と日よけのためにかぶり始めればいい
帽子作家の山中章子さん

山中さんがつくるのは主に女性向けの帽子である、、
もっとたくさんの女性がこういう帽子をかぶって外出すると、
まちの雰囲気が変わるかもしれないなあ、、

4ミリを「ちょっと」というなら、おかえり、

── 先生は厳しかったですか、

山中 厳しかったです、、口癖が「うちは世界と戦う」で、「教室の中で誰をコンテストに出すかが一番厳しい選考だ」とおっしゃっていました、、
生徒の方たちも本気っていうか、、帽子で仕事をしていこうとしている方たちがほとんどでしたし、ほかの分野で先生として教えている方とかもいました、、本気じゃないと、できないですね、きっと、、
若い生徒の子が「先生、ここちょっとだけ長さ違ったんです。4ミリ違いました」って言ったら、まあ、怒鳴りましたね、、
「あんた、うちで4ミリ違うっていったら大事ですよ、4ミリをちょっとと言うなら、おかえり」って、、
相当厳しいですね、、

── 国際的な帽子のコンテストにも出られたんですね、

山中 フランスの田舎で開催される大会なんですけど、、、4位だったんです、京都の教室に通っていた生徒たちは成績が良くて、世界一になった子も何人かいるんです、、だから4位はあんまり自慢できることではないんですけど、、、
京都の教室に何年も毎週通って、私自身は帽子に対する見方っていうのが、それまでとは全然変わったんですよね、、

── そもそも、帽子のどこに惹かれたんですか、、、

山中 帽子の何に惹かれたかというと、なんなんでしょうね、、自分でもわからないですけど、新しいこと、新しいものつくることが好きだったんです、、それが帽子だった、、新しいことへ挑戦できる分野だったということでしょうか、、

木型をつかって帽子を形をつくる作業は、結構な力仕事のようだ、、

── 帽子のつくり方を簡単に教えてもらえますか?

山中 つくり方はいろいろあって、縫ったり、型から起こしてつくったり、、
縫って帽子をつくる方は割といらっしゃるんですが、型を起こすところからできる方はあまりいないんですよ、
木型はすごく重くて、これに材料を当てて成形していくんです、、冬物と夏物ではつくり方も違って、冬物はビーバー、うさぎ、羊の毛でできたフェルトに少しビニールをかけて湿らせてから、引っ張って縛って形をつくり、蒸気で蒸して固める、
夏物は麦わら系の素材が多いですね、

最近はいろんな材料が手に入りにくくなってきていて、、昔はバクラムという芯地が名古屋で売ってるところがあったんですが、そのおじいさんのところに行くと、近くの奥さんたちがつくっていたけど、値段が合わないし手が荒れるからやめたという話で、、、
それを京都の先生に話したら「じゃあ電話して、つくり方を教えてもらって」と言われたから電話すると、そのおじいさんが「絶対教えん、墓場まで持って行く」って、、、なんでかわからないけど、それっきりです、、

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