トンネルを抜けると雪国だった、、

トンネルを抜けると雪国だった、、

連休の初日、ぼくが通っていた多治見市陶磁器意匠研究所(意匠研)の卒業制作展が
多治見市のギャラリーヴォイスで開催されていたので、息子と二人で行ってきた、
車で行くか、中央線で行くか、迷った末、中央線を選択、
久しぶりに電車に揺られた、、
高蔵寺を出て、トンネルを抜けると多治見市となる、、、
20歳前半、毎日、この電車で通ったなあ、
そんなセンチメンタルな気分に浸っていると、、、
トンネルを抜けると、そこは雪国なっていた、、名古屋は晴れていたのに、、、、
そのコントラストがセンチメンタルな気分をさらに加速させた、、、

きれいになった(もうだいぶ前だけどね、)多治見駅をあとにして、
ながせ商店街へ、、、
意匠研に在学中、同級生の斎藤君とともに中京テレビのクイズ番組に出演し、
出演後に入った喫茶店の前を通る、、
まだやっているんだなあ、、、この喫茶店、、
テレビ出てたね(生放送だった)と声をかけてきた喫茶店の親父は、、
まだ元気だろうか、、

ながせ商店街はシャッターを下ろしている店が多かった、、、
雪で滑りそうになりながら、土岐川の橋をわたり、ギャラリーヴォイスへ、
ビルの中に入って、、、雪が降る外の冷たさを実感、、、中はあったかいなあ、、、
ヴォイス代表の川上さんにあいさつをして作品を鑑賞、、、
レベルの高さに驚く、、
すぐ近くに別会場もあって、そこも観ていってください、、
そんなふうに川上さんに言われて、
近くの別会場ものぞく、、、
こっちもすげえなあ、、、

昼食は川上さんに教えてもらったイタリアンの店「ben」へ、、
なんかスパゲッティでも食べてくか、と気軽に入ってみると、
本格的なイタリアンでびっくりした、、、
お客さんも、おしゃれな女子ばかりだよ、、
川上さん、ぼくをどんな人間と思っているのだろうか、、
息子と二人じゃなかったら、こんなおしゃれな店、絶対に入れなかったはずである、、、
前菜、ボロネーゼともにすごく美味しかったけどさあ、、、

翌日、町内会の組長会議へ参加、、、
次の町内会会長をどのように選出するかを話し合う、、、
とにかくなり手がない、
町内会の会長なんて、誰もなりたがらない、、、
近所のことなんて、できるだけ関わりたくない、、、特に現役世代は、、、
その気持ちはよくわかる、、
今はすべてが狭い世界で完結しているから、その世界の外のことなんて煩わしいだけだ、、

意匠研の卒業制作展の作品は、
そんな世界を打ち破り、限られた世界から飛び出すための出口なんじゃないか、、
いや、表現というのは、
すべて出口なんじゃないかと思う、
町内会のことを考えることと陶芸作品のような表現を考えることは
つながっているんじゃないかと、ぼくは思う、
町内会と関わることと表現に関わることは、、、
つながっていると思う、、

戦いは目の前の暮らしの中にある、、

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