名古屋の川名で、kinjoというギャラリー&カフェを
今年の2月まで運営していた。
そこで個展をやってもらった木村りささんの展覧会が
名古屋市東区の「ぱんとまいむ」という喫茶店で開催されていたので、
昨日、行ってきた。
ぱんとまいむには、ずいぶん昔、一度、訪ねたことがある。
ちょうどぼくが雑誌を発行している頃で、
雑誌を置いてもらうお願いをしにいったのではなかったろうか、、
あまり憶えていないけれども、
昨日は、ぱんとまいむが事務局となっている
手づくりのフリーペーパー「宙(そら)」の集まりがあったようで、
店内にはいろんな人が雑談をしながら、
なんやかややっていた、
ああ、そうだ、なんかこんな感じだったなあ、
ずいぶん前に訪ねたときのことが、少しだけ蘇ってきた、
木村さんに久しぶりに会ってあいさつをして、
作品を鑑賞、
陶器のカケラの作品がいい感じだった、
ぼくはコーヒーを飲みながら、
ちょうど発行されたばかりの「宙」の最新号を眺めていると、
手書きの文字がとても心地よい、
こんなふうに手書きの文字を読むのは久しぶりだ、
SNSもブログも書籍も雑誌もメールも
すべて活字だから、文字って、
今はほんと書かないんだよなあ、、、
ほとんどの人が文字を手で書かないから、
目に触れることもない、
ちょっとしたメモくらいかな、
手書き文字を見かけるのは、
「宙」にはいろんな人が手書き文字で
自由に好きなことを書いている、
最近は、これだけの手書き文字を読むことはほとんどないし、
でも、それが活字に慣れた心には新鮮で、逆に心地よい、
最近はみんなあまり本を読まなくなったというけれども、
今までの本のまとめ方、編集の仕方が、
今の人たちの感覚と合わなくなってきているのかもしれないなあ、
なあんてことを、
「宙」を眺めながら思った。
あ、それと、「宙」に書いてあったんだけど、
覚王山アパートが来年の3月で閉館してしまうようだ、
ああ、そうなんだ、、、と
少しショックだった、、