バネと人の「縁」で宇宙へ飛び出す 杉浦発条

杉浦発条の工場内
杉浦発条の工場内、4名ほど社員の方が作業をしておられた、、町工場って感じで、ぼくはすごく好きである、、

みんなで生きていけたら一歩進んだ

ーーじゃあ、今は杉浦さんが営業をしているんですね、、

杉浦  営業といっても特別なことをしているわけじゃなくて、、、インターネットと、あとは適当な交流ですね、、、
宇宙の友達のところに遊びに行ったり、仲良くなった人たちと工場見学して交流しながら勉強したり、、

ーー今の取引先はどんなところが多いんですか、、

杉浦  自動車設備、クルマをつくる機械用のバネが多いですね、あとはいろいろな試作関係など、、、
大きいところから試作の注文が来ることもあるんですが、大量生産の注文になる事はほとんどありません、、ロットの大きすぎない数量の仕事が多いですね、弊社のスタイルや対応力の関係で、、それがきっと今は相性がいいのだと思います、、

ーー大変そうですけど、、

杉浦 弊社の仲間が暮らせる程度の仕事はあると思ってやってます、、実現可能・不可能という断定的な感覚を見ているんじゃなくて、できるように進んでいくだけで、できるかはわからないけど、できるといいなと思って毎日やってます、、
日付が変わるまで会社に居ても全然しんどくないし、楽しいですよ、、自己満足ですけど、それが楽しくて、、、最近は宇宙の広がりや農業の広がり、そして全然バネ関係なくても友達の広がりがとても楽しくて、、いろんな刺激を受けています、、

杉浦発条のバネ
バネはいろいろな素材でつくられる、代表的なのはピアノ線、ステンレスなどだが、杉浦さんによると「粘りが出せる金属であれば何でも巻ける」そうだ、、
バネの構造は単純である、「らせん状に巻いた金属の棒」、、それだけで、力を蓄えて、解放して、吸収する、、、電気もITも要らない、、それでいて応用範囲が宇宙から時計の中まで、、杉浦発条の衛星アンテナ展開バネも、「宇宙空間で誰も触れない場所で、電力なしに、一発で正確に動く」という超シビアな条件をバネ一本でクリアしてるわけで、逆に言うとバネしかその仕事ができないのである、、
考えてみれば、バネは「シンプルさが信頼性になる」という設計思想の極致みたいな存在である
、、

交流、お話が好きなんです

ーー杉浦さんは、もともと技術系ですか、、

杉浦 ぼくは文系出身で、技術は奥深いものなので簡単に身につけたとは恐れ多くて言えませんが、ある程度は身につけました、、、
ただ、弱い分も沢山あって、、そういう時は友達が教えてくれるんです、、気軽に聞けたりして、、
ぼくは人との交流、お話が好きなんですよ、、、そうやってできた友達がいくらか居りまして、困ったときに教えてもらったりしてます、、困ってなくても気が向いたら、暇な時にお茶しながら話したり、、

杉浦発条の工場でバネをつくる
金属の棒をらせん状に巻く、というのがバネの製造方法である、、素材とか、大きさとか、巻き数とか、間隔とか、それらは使い方によっていろいろ変化するけれども、基本的には金属の棒をらせん状に巻くことに変わりはない、それを人の手でやるか機械でやるかの違いだけ、もちろん、そこには熟練の技術が不可欠だけれども、、

ーー杉浦さん個人の人脈がどんどん広がっている感じですね、、

杉浦  楽しく喋りたいというだけで、、、、「あなた何やってるの、どうなっていきたいの」って聞いて、「そうなんだ」って仲良くなる感じです、、
ぼくのビジネスのベースはお金とバネですけど、人との交流ってお金以外のものもすごく動くんですよ、、そこが好きで、、、、人から得られるものって本当に大きいと思っていて、、
「バネ屋の誰々さん」じゃなくて、「ボルダリングが好きな人」とか「先生になりたかった人」とか、そういうふうに人を覚えているので、転職しても友達として付き合えるというか、人として付き合っている感じで、、、友達がたくさんいます、、
またたま、その友達が弊社でわからないことの専門の技術者だったりもするので、結局頼ることもあるんです、、、、あとは適当に、仕事を超えた広がりを考えながら企画を立てていくのが楽しいんです、、

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