

サラリーマンが宇宙開発
ーー 企画を立てることが楽しい、、それはわかります、、
杉浦 エンジニアリングの企画は立てられないんですが、集まりの企画は好きで、、、
「この人とこの人が会ったら喜ぶだろうな」と考えて、工場見学をやったこともあります、、
ーー企画やアイデアの出発点を考えるのが好きなんですね、、
杉浦 宇宙開発サークルにも所属しています、「リーマンサット・プロジェクト」といって、サラリーマンたちが始めた非営利の社会人サークルです、、10年くらいやって、今までに宇宙に3機上げています、、ロケットは旅客機みたいなもので、人工衛星はその座席に乗せてもらう荷物のようなイメージです、、
全国にメンバーがいて、今は700人くらいかな、、、コロナ以降にオンライン参加もOKになってから全国から入りやすくなって、その時期にぼくも加入させていただきました、、
誰でも入れるサークルということで、サラリーマンさんは勿論のこと、学生さんや主婦の方、定年後の方も参加しており、宇宙に限らず様々な交流があります、、宇宙の専門家もいれば宇宙に詳しい宇宙が好きな人、宇宙が詳しくもなく、特に好きでもない人までいます、、
ーー最初から参加されていたんですか?
杉浦 ぼくは5年くらい前から、、、、2021年、朝起きたら「会社が潰れる」という直感があって、そこからアレコレとジタバタしている中で出会ったことの1つです、、
ーー直観、、、
杉浦 仕事がないわけでもなかったんですが、、、恥ずかしながら事業の数字も読むのも苦手で、自分でも状況は良くわかってなかったのですが、何故か朝起きた時に「これではいかん」と思う日があって、それから一週間でホームページをつくったりして、いきなり活動的になりました、、、
話をする相手がいつもの仲間から社会的な関係の人たちにシフトしていったりとか、、今までの、友達の友達に話しかけるようなノリでセミナーなどで初対面の人に話しかけたりとか、講師に気軽に話しかけに言って「何やってる人ですか?」と何も考えずに素朴な疑問をしたり、、思えば失礼極まりないかもしれませんが、そうやって友達が増えたような気がします、、その中で宇宙の専門家や農業の専門家に出会ったりして、優しい友達に助けて貰いながらこの両分野で発展できました、、、


宇宙開発の挑戦は定年後でもできます
ーー宇宙関連の部品となると、精度の要求も厳しそうですが、、
杉浦 精度のことは両方に通じている者でもないのでコメントしかねます、、しかし、、弊社として挑戦しやすかったのは間違いなく宇宙でした、理由は規格がないこと、、
航空の場合は、例えば熱処理でも「熱処理をする機器がこのような性能であることを証明出来ていなければならない」というのがあると聞きました、弊社でいえばその性能の証明から負担がかかり、取引以前に取引の土俵に立つことから非常にきついです、、
しかし、宇宙はそのようなことがなかった、それが大きいですね、さらに、性能を見るための試験は納品先でやっていただける関係でしたので、弊社は手加工で可能な限り先方の要求に答えるバネをつくるところまででよかった、非常にありがたい話でした、
職人さんたちには宇宙用と伝えたのですが、、苦労したり構えたりした様子はなく製作されましたね、、父(弊社一番の職人さん)にも「いつも通りつくっただけだ」と言われました、自社にちょっと自信をもった出来事でした、この職人さんたちのこだわりは引き継がねばならん、弊社の強さだと思いました、、
それもあってか「思ったよりも入りやすい業界」でした、ぼく自身も宇宙や天文はからっきしで、それでも職人さんと友達が助けてくれて、大学発の人工衛星やサークルの衛星を皮切りに企業の宇宙部品も納品させていただくことができました、、
大学の話やサークルの話が進んでいる途中に、凄いとんとん拍子で宇宙部品に採用された別件があり、弊社は2024年には宇宙デビューさせてもらいました、大学衛星やサークル衛星も、その後、無事に宇宙に行きました、、その後も宇宙部品の注文は新しい取引先も増えて続いています、、ぼくはアラフォーから挑戦とご縁が始まりましたが、、誰でもいつでも、挑戦していけば数年で宇宙デビューできると思ってます、


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