天気に寄り添いながらつくる
ーーワイン用のぶどうをつくるにも許可が必要なんですか?
金井 いや、ワインを醸造することに対して許可が必要で、、
結局、醸造してみないと、いいぶどうかどうかがわからないから、

ーーなるほど、確かにそうですね、
金井 そうそう、
アルコールになるから税金をとるために騒ぐだけの話で、
ワインって発酵食品と一緒だと私は思っとるわけで、
ーー醸造の免許は持っておられないですね、、
金井 ぼくは持ってなくてない、当時、販売許可だけ取ったけど、、、
本を読んでいると、フランスなんかも、一つの産地で一つの品種に絞られて来たそうだから、
うちも、いろんなワインぶどうをつくってみて、残ったのは、シラーというぶどうと、カベルネとメルロー、マスカットベリーAの4つ、
もともと日本ワインはデラウェアとか巨峰といった生食用のぶどうを使うことが多かったけど、、、
ぼくのところは、いろいろつくってみてこれに絞られてきたみたいな感じなんです、
ただ、ここ近年、やっぱり気温が上がってきて、難しくなってきた。
ーーそうなんですか、
金井 フランスなんかでも、ここ数年で壊滅的打撃を受けて、今の品種がだめになってきて、新しい種類を模索しているといわれているし、
オーストラリアは50度を超える気温になって、もうみんなぶどうがだめになって、、何100ヘクタールっていう農場が廃園に追い込まれて、、、
ここも結構上がってきて、40度、いっちゃうね、、
夏の温度はもう一度低い方がいいし、日本は温度が高くて湿度が高いけど、ぶどうの原産地は温度が高くても夜は乾燥している、、
原産地と比べると、やっぱり日本はハンディが大きいわな、、
ーーこの場所はぶどうにとってはどうなんですか?
金井 適地とは思わない、、だからぶどうと天気に、どう寄り添いながらつくるかを考えないと、
それが難しいんです、、
そうそうそう、、うん、だから、卒業ができんからぶどうばっかりつくっている、、ははははは
ーーここでつくったぶどうは小牧ワイナリーで醸造してもらっているということですね、
金井 そうそう、、うちのブランドの「ほほえみワイン」は小牧さんで醸造してもらっている、、
それと、最近、名古屋ワインというものがあって、円頓寺で販売しているの、
そのワインのぶどうは、うちと緑区のブドウ園から渡して、常滑ワイナリーで醸造している、、
それから設楽町で新たにワイナリーを始めたの方にもぶどうを渡している、、

ーー設楽町の方はぶどうは栽培してないんですか?
金井 いや、始めている、これからだね、
ーーそれも楽しみですね、設楽町のワイナリーは、若い人ですか?
金井 あの、たまたまね、岡崎の方で、ワインをやりたいと、相談に来てね、もう10年ぐらい前になるかな、、、
その仲間がだんだん増えてきて、設楽町のワイナリーの人もそのうちの一人で、
谷山という方ともうひとり、ふたりでワインをやりはじめた、、
一人は名古屋大学の物理の大学院まで出て、ほんでフランスでワイン勉強して、北海道で修業して、今アルバイトしながらワインをはじめている、、そんなせっかく優秀なんだから、もっと違う仕事できるんじゃないの、っていったんだけど、、

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