多治見へ誘惑されにいく

休みの日にはやることがなくなるのは普通のことである、、
しかし、朝起きると歯磨きをするし、お腹が空いたら朝食を食べる、、
何もやることがないけれども、そういう習慣は、「やること」に計算されない、
朝、しろ太に餌をやって、トイレ掃除をするのも、そういう習慣の一つである、、
お前は規則い正しい生活をしているんだなあ、、、しろ太、
朝は必ず餌を食べるし、一日一回、必ずうんちをする、、
あとは寝ていたり、ときどきおもちゃを追いかけ回したり、水を飲んだり、
暇だなあと嘆くこともない、、

しかし、人間は暇を嘆くのである、、用もないのに出かけたりするのはそのためだ、、
もともと用のない人生といえばそうだけれども、出かけることが大切なのである、、
生きているそのことが大切なのと同じである、、
だから暇なゴールデンな日には、どこかへ出かけるのが正しい選択である、、、

ちょうど多治見のギャラリーヴォイスで「誘惑するかたち」という展覧会が開催されているので、
いつもとは違った道を通りながら、車で出かけることにした、、
岩倉から小牧を抜けて19号線を通って多治見へと向かったのだけれども、
そういえば息子たちが小さい頃、岩倉の旗屋中島屋代助商店で小さな鯉のぼりを購入した、、、
偶然その店の前を通ると、すぐそばの五条川に鯉のぼりが浮かんでいた、、、
今も「のんぼり洗い」が続いているようだ、、、

多治見に着く頃には昼を過ぎていて、
お腹が空きすぎて気分が悪くなってしまったという20歳の息子の意見を尊重して、
ステーキを食べることに、、、
家族連ればかりのチェーン店「メガインディアンズステーキハウス」というところで、
小さな子どもたちが走り回っている店である、、、
ぼくたちが座った席の前にも、若い夫婦と男の子3人という家族連れが座っていて、
何度もご飯やサラダ、スープのおかわりをするために席を立っていた、、
それらは自分で取ってくるシステムである、、
男の子3人は楽しそうだけれども、若い夫婦はなぜか笑顔がなく、会話も少ない、、

ステーキでお腹いっぱいになったあとにギャラリーヴォイスへ、、
川上さんに挨拶して300人以上の作品を展示している会場へ、
圧巻である、これだけの数の作品を一気に見られる機会はそうそうない、、
柴田の作品もある、渡辺均矢さんの作品(写真)もある、、中島先生の作品もある、、
見終わって帰るときに、川上さんが岐阜県現代陶芸美術館で開催されている「鈴木藏の志野展」のチケットをくれた、、、
せっかくだから見ていくか、と久しぶりに岐阜県現代陶芸美術館へ、、
その途中、多治見市陶磁器意匠研究所の前を通る、
ぼくが通っていた頃と何も変わっていない外観である、、
驚いたのは、まだ隣の喫茶店である「ぼんじゆーうる」が営業していたことだ、

「鈴木藏の志野展」もまた圧巻である、、
こんなふうに人間国宝のまとまった作品に接するのは初めてである、、

自宅に帰る途中、豚のひき肉と餃子の皮を購入、、、
しろ太に餌と水をあげてから、
ひき肉にみじん切りにした九条ネギを混ぜて餃子の皮で包んでいく、
餃子は自分でつくった方が断然美味しいのはなぜだろうか、、
なあ、しろ太、お前はどう思う?

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてください

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次