板張りの上で寝るのはつらい

今日は朝早く目覚めた、、、4時くらい、まだ真っ暗である、
しょうがないのでアマプラで映画を観た、アメリカの刑事モノで悪いやつが銃で打たれて殺されてしまった、、
アメリカはいつでも銃で人を殺す、、、しかも警官ではない人間が、、、まあ、ドラマの中だけかもしれないけれども、
ちょっと日本では考えられないから、どこか遠い世界の話のような、そんな気がする、、
6時過ぎに部屋を出てリビングへいくと、ソファの上でしろ太がぼくをじっと見つめた、、、
え、という感じで何かを期待しているようだ、、
まだちょっと早い気がするけど、、、しろ太は少し起き上がって、もう一度、え、という顔をする、
だから、まだ早いと思うんだよね、、、しろ太はもうソファを降りてみゃーと鳴いた、、

ぼくは眠たい顔で、わかったよ、あげるよ、と言って、まず水をかえてから、
餌を陶器の器へ入れていると、しろ太がぼくの足にまとわりついて、、くるりくるりと八の字にまわりはじめた、、
昨日、何度かブラッシングをしたせいか、ズボンにあまり毛がつかない、
なぜか息子がリビングの床で寝ていた、、、たびたび板張りの床で寝ているものだから、
簡易なマットのようなものを買ってあげて、
今日はそのマットの上ですやすやと寝ていた、、、

息子が中学生のころ、近所の卓球クラブへ入っていたことがある、
全国的に名の知れたクラブで、もちろんそんなことは知らずに、近所だから入ったにすぎないのだけれども、
入ってみてびっくりした、、
一番最初に見学に行ったときに、度肝を抜かれた、、、
ぼくが知っている卓球ではなく、玉が見えないほど速いラリーの応酬を、
小学生の小さい子たちが打ち合っているのであった、、おいおい、なんだこれは、、、

あの子はね、小学生で愛知県1位でね、あの子は全国2位、なんて説明を受けたけれども、
それがどれだけすごいことなのかその時はわからず、
ぼくはただ、はあ、とうなづいていただけだった、、
そのクラブには、小学生、中学生の子どもたちがたくさん通っていたから、
もちろん強い子もいれば、そんなに強くない子もいる、、
当然、息子は強くない子だったんだけれども、、、

年末、クラブの練習場に泊まり込んで1日中練習をする合宿があった、、
親も手伝いのために、当番で泊まり込んだりしていて、
ぼくも一日、当番になったことがある、、
で、その日の夜は練習場の固い板張りで眠ることになったんだけれども、、
翌朝、起きると肩に激痛が、、、それから1年くらい治らなかった、、
やはり年を取ってからあんなに固い板の上で寝るものではないのである、、

そんな経験をしていたから、息子がリビングの板張りの上で寝ているのが不憫だったのである、
せめてマットくらい敷かないとなあ、そう思った、、
ただ、20歳になったばかりの息子は、そんなことは全く気にしてない様子で、
固い板張りの上でもすやすやと寝ていて、翌日もなんともなくて元気いっぱいだったから、
若いことは素晴らしいといえば素晴らしいのか、
多少疑問形を残しながら感心していた、、、

しろ太は餌を残さず食べると、今度はタオルを敷いた場所でだらーっとしている、
お前はやっぱり板張りはいやだよなあ、頭を撫でると大きなあくびをした、
ぼくもそれにつられて大きくあくびをした、
湯船に浸からないと目がさめないし、体にも悪い、きっと、
ぼくはそう思って追い焚きのボタンを押してから、もう一度、しろ太の頭を撫でながら、
しろ太あ~、と呼びかけた、、

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