シロタ、自分の居場所を見つける

1週間前の土曜日に保護猫の譲渡会をのぞいて、そこで出会ったシロタ、、
白くて、でっかくて、よく食べる、、、
ただ、身体が大きいわりに気弱なようで、、、
シロタを預かっていたお宅には猫が8匹くらいいて、
ちなみにシロタ以外はぜんぶメスで、シロタはメスの猫たちにバチンとたたかれたりしていたようだ、、、
なんかおっとりしていて、気弱なもののだから、女たちから馬鹿にされ、いじめられていたのかな、シロタ、
他の猫たちがまずいからあまり食べないエサも文句も言わずにバクバクと食べる朴訥とした性格で、
自分の置かれている状況に対してもあまり気にしない、そんな顔をしている、、

なんでも知多半島のあたりで拾われたらしく、
当初は去勢手術をして、それからまたストリートへ戻す計画だったようだ、、、
耳がV字型にカットされているのはそういう理由である、、
それは不妊・去勢手術が済んでいることを示す目印で、地域猫の数を増やさないために、
動物愛護団体などが行っている「TNR」活動の一環として実施したりしているのだった、、、

TNRとは、Trap・Neuter・Return(トラップ・ニューター・リターン)を略した言葉で、
捕獲器などで野良猫を捕獲(Trap)し、
不妊・去勢手術(Neuter)を行い、
元の場所に戻す(Return)、という意味らしい、、、

そういうわけで、シロタは元のストリートへ戻っていく運命だったのだけれども、
人懐こいし、おとなしいし、きっと飼ってくれる人がいるよ、となり、
そして、譲渡会へ参加し、ぼくと出会ったというわけである、、

それから1週間が経過し、シロタがわが家へやってきた、、
これから1週間をめどにトライアルをして、大丈夫、一緒に暮らしているけるよな、となったら、
本格的な共同性格がはじまる、、
でも、やってきた初日から、シロタは自分の居場所を見つけて、
大きなあくびをしながら、エサももりもりバクバクと食べ、
トイレもちゃんと把握した、、

まだ来たばかりだよね、シロタ、、、

シロタはもふもふしたキャットタワーの一番下に寝転がって、、
一日中ぐうたらしている、、
おい、シロタ、と呼ぶとこっちを見る、、

おれもお前も生きているよなあ、
この先何年生きられるかわからないけど、、
とりあえず今は生きている、、、

しばらくよろしくな、、、

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