知多半島をオリーブでいっぱいに

亀山さんは、大府に生まれ育ち、名古屋の短大を卒業後、
一般企業に就職、その後、29歳のときに
海外に住みたいと思ってイタリアへ。
イタリア語なんて一切話せなかったのに、、、
イタリアでは語学を学びながら、事務所を構えて、
日本の出版社の海外スタッフとして、
また、日本の会社のから依頼でバイヤーの仕事などを受けていたようだ、、
それらの仕事をどうやって請け負ったかというと、、
面識はまったくないのに、何かできないかと、いきなり相手へ電話するそうだ、、
それだけで、よくわからない行動力だと感心するんだが、、

げんきの郷の裏のほかにも耕作放棄地を借りてオリーブの栽培をしている。ここは収穫までもう少し時間がかかるのだろうか、、オリーブは青空がよく似合う

しかし、さらに、ここからがすごい、
イタリア語をもっと学ぶためにソムリエの学習コースに入り、
3年間でイタリアソムリエ協会のソムリエ資格を取得、
これをきっかけに、日本人向けに、イタリアでワインと語学を学ぶソムリエ養成コースを自ら企画して開始、
そこからイタリアソムリエ協会と日本ソムリエ協会をつなぐ役割なども果たすようになり、
そこから発展してオリーブオイルソムリエ養成コースも始め、
2016年に帰国してからは、食文化を通じてイタリアと日本をつなぐ活動も精力的に行っているようだ、、、

そういった背景があって、約20年にわたってイタリアで暮らしてきた亀山さんは、
自分が生まれた育った大府、知多半島が、
イタリアに似ていて、気候風土がオリーブの生育に合っていると確信、、
2020年に「知多半島オリーブプロジェクト」を立ち上げた、、、
確かに、行った人ならわかるが、
知多半島の内陸部はなだらかな起伏が続き、なんとなくヨーロッパの雰囲気がある、、
「知多半島オリーブプロジェクト」というネーミングは、ぴったりだと思う、、

作業をしている方々は、このプロジェクトに参加することが楽しいと話していた。オリーブには、人を引き付ける魅力があるのか、、

亀山さんによれば、
知多半島のオリーブ農家が増え、世界に誇るオリーブオイルを世界中に届けること、
それが、このプロジェクトの使命だという、
その使命を成し遂げるために、
まず第一歩として、知多半島に1万本のオリーブを植え、オリーブの半島にしていきたい、、、という
第一歩さえ、壮大すぎる、、、

それでも、その試みは一歩一歩進んでいる、、、

まず、すでに以前から知多半島で活動をしていた
オリーブを栽培するグループ「南知多オリーブの会」の方たちと出会い、
実ったオリーブを譲り受けてオリーブオイル「知多半島オリーブ」を製品化、、、
翌2021年には、ぼくが最初に声をかけた洞窟のお店「白いオリーブ」で
その「知多半島オリーブ」を販売するようになったのである、、、

知多半島は海の幸にも、陸の産物にも恵まれたところで、そういえば半島の形もイタリアに似ているなあ、、、

さらにさらに、クラウドファンディングも活用して、
亀山さんは大府市内の耕作放棄地を借り上げて、自らオリーブの栽培をはじめた、、
その一つが、ぼくとカメラマンの筒井さんが訪ねた
げんきの郷の裏にあるこの耕作地なのだった、、、

作業されているのは、それぞれの思いを抱えながら
「知多半島オリーブプロジェクト」に賛同して、参加している方たちである、、、
畑の作業は週1回、一年中続く、
収穫は年1回、10月頃

収穫したオリーブは、その日のうちに搾油できるようになっている、、
知多半島の情報誌も発行している知多印刷という印刷会社がサポートして、
搾油機械を導入してくれたからだ、

今はまだ、オリーブの収穫量が足りないため、
販売している「知多半島オリーブ」は、イタリア産のオリーブとのブレンドで、
知多産の配合率は30%、
これから3年くらいかけて、「知多半島産オリーブ100%」の発売をめざしている、、

知多半島をオリーブの半島へ。キャップを開けると同じ味がするのではなく、オリーブが育った風景が伝わるようなオリーブオイルをつくりたいと語る亀山さんとプロジェクトに参加しているみなさん

どうしてそんな思いついた途端に行動できるんですか?
という、少々呆れ気味のぼくの問いに対して、
亀山さんは明るく笑っていた、、
そんな亀山さんの笑顔を見ていたら、
いや、むしろ、それが正解なんだなと思った、
ぼくもあまりぐずぐずせずに、突っ込んでいくべきなんだ、いろんなことに、、、

知多半島がオリーブの木でいっぱいになった景色は、
想像するだけで素敵だ、、
たぶん、たくさんの人たちが同じ夢を描いているはずである、、、

文 小出朝生   写真 筒井誠己

2種類の知多半島オリーブ。左の「BLEND」(2600円)は大人が楽しめるしっかりした味わい、右の「Baby」(2100円はまろやかな味わい。いずれも内容量は100g。「白いオリーブ」のホームページから購入できる

🔸オリーブオイル専門店「白いオリーブ」
愛知県大府市桃山町2-23-1 森の家はなれ
月〜土:10:00〜17:00   日:9:00〜13:00

1 2

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてください

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次