手を振るとき

衆議院選挙の前日、息子とスーパーへ買い物へ、
ちょうど交差点を曲がったところで、自民党の候補者とその支持者たちが
手を振りながら歩道を歩いていくところだった、
ぼくたちの車に向かっても手を振っている、
ぼくはちらっとその集団に目をやると、
ああ、あれが候補者だな、という感じの男性が笑顔で手を振っている、
人の好さそうな顔だなあ、と思った、

横を見ると、助手席に乗っていた息子は、
なぜだからわからないが、笑顔で手を振り返しているのである、、
なんで手を振っているの? と聞くと、
いや、手を振られたから、、振ってみた、とすごい笑顔だった、、、
なんか大阪人みたいだなあ、、とぼくは思ったのである、、

だいぶ前、大阪へ旅行をした時、淀川の船に乗った、
ガイドの女性が、
手を振ってみてください、大阪人は必ず手を振り返してくれますから、
と言うから、手を振ってみると、
ほんとうにみんな手を振り返してくれるのである、、
いや、すごいな、大阪人、と感心した、
それと同じように、隣に乗っている息子に感心したのである、、
すごいな、息子よ、

そういえば、ちょっと前、
小さな男の子とお母さんが一緒に歩いているところを車で通りすぎるとき、
小さな男の子が手を振ったのである、、
それに反応して、助手席の息子は手を振り返していた、、、
あれはたぶん電車に手を振ったんだよ、、とぼくは言った、、
ちょうど後ろの中央線に電車が通るところだったのである、

ああ、そうなんだ、と息子は笑っていた、、、
すごいな、息子よ、とそのときも思った、、、

手を振るという仕草は、心の動きを表している、
平常心というか、心が凪の状態ではなくて、、
少し風が吹いて波立つといいうか、震えるというか、、
そんな心の動きを表した仕草ではないかと感じるのである、、
だから、ぼくは手を振るという仕草が、
なんかとてもいいなあといつも思うのである、、

朝、家を出るとき、ぼくはいつもしろ太へ、
じゃあな、しろ太、とあいさつをする、
すると、しろ太はいつも、小さく、あー、と鳴くのである、
わかった、と言っているようにもみえるし、
じゃあね、と言っているようにもみえる、、

手は振っていないけれども、
ぼくは、
なんとなく、しろ太が、手を振っているような感じがするのである、、

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